高級感のあるデザインで
品質の良さ・特別感を演出しよう!

高級感のあるデザインで<br>品質の良さ・特別感を演出しよう!

プレゼンテーションの目的は説明と説得、行動の決断を促すことです。
情報を整理し綺麗にまとめた次に、デザインテイストに工夫を加えることでより効果的なプレゼン資料を制作することができます。
今回は高級感のあるデザインについて解説します。

高級感とは?

そもそも高級とはどういった意味なのでしょうか。

こう‐きゅう【高級】
階級や品質・程度などの高いこと。「―な話題」「―品」「―官僚」

出典:広辞苑(岩波書店·広辞苑第六版) p6556.

高級感を演出することで、プレゼンテーションで説明する内容に、
品質や程度が高いという印象を与えることができます。

  • 特別感を出したいとき

ほかと比較して内容が優れている、希少価値が高いなど、特別なサービスや商品の紹介などに向いています。

文字の使い方

文字は高級感の演出を左右する大事な要素です。
ここでは、字体の選び方や文字の間隔など、高級感につながる部分を解説します。

  • 文字は明朝体に

ゴシック体よりも明朝体がおすすめです。明朝体は信頼感や高級感、繊細さを表現できます。
Windows10をお使いの方は、標準フォントとして搭載されている「BIZ UD明朝」をお勧めします。

BIZ UDフォントは、日本ではじめてMicrosoft Officeに最適化したUD(ユニバーサルデザイン)フォントです。高級感を演出するだけでなく、「見やすい」「読みやすい」「間違えにくい」ように設計されています。

  • 字間は広めに・太さは細めに

字間を広くとることで、ゆったりとした印象になり「品の良さ」「格式の高さ」「余裕」を感じることができます。

高級感のあるカラー

高級感を演出するには、彩度が低く少しくすんだ感じのカラーが効果的です。
明るい・彩度が高いカラーを使うと、ポップで親しみやすい印象になり、
高級感とは相反する印象を受けます。

また、色数が多いことも、まとまりがなくポップな印象に近づいてしまう要因のため、
3色程度に抑えるのが効果的です。

黒・金・銀・暗めの赤・紺色などが高級感を感じる色だとされています。
出典:「色に関する意識調査」(インテージ、日本カラーデザイン研究所)

高級感のあるレイアウト

字間の考え方と同じく、ゆったりと余白をとることで、「品の良さ」「格式の高さ」「余裕」を表すことができます。

装飾で高級感を出す

高級感のあるカラーでご紹介したカラーを中心に装飾してみましょう。

文字は枠線を使ったり過剰な装飾をしたりすると、高級感や可読性を損なう恐れがあります。背景に高級感のある素材を用い、文字は影を用いる程度の装飾に留めましょう。

高級感を高めるために、以下のサンプルでは背景にフリー素材を使用しています。

(使用した素材はこちら)

カラーは紺色と白の2色のみ。
余白をたっぷり使って高級感を出しています。
このような背景素材を用いると、比較的簡単に高級感が出すことができるのでおすすめです。

使用した素材はこちら

カラーはゴールドとブラックの2色のみ。
このようにフレームとなるような素材を使用するのもお勧めですが、あまりに華美な装飾はかえって野暮ったい印象になる場合がありますので気を付けましょう。

洗練された高級感のある印象を与えることで、プレゼンテーションの内容に説得力が生まれます。一般的なパワーポイントの資料とは異なったテイストのため、難しく感じるかもしれませんが、今回紹介したポイントを守れば誰でも高級感のあるデザインを作ることができます。
ぜひ実践してみてください。